食の安全性が問われている昨今ですが、2000年台に入ってから「オーガニック」と名付けられた食品が数多く登場してきました。
今日はそんなオーガニック食品について「実際どうなの?」って所に焦点を絞ってご紹介。
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■ 表記について
大きく分けて4つに分類されると考えましょう。
1:有機食品(野菜)※ 有機JAS規格
2:オーガニック食品
3:低農薬食品(野菜)
4:無農薬食品
■ 有機食品(野菜)※ 有機JAS規格
まず「有機」と名乗るには、農林水産省の登録を受けた第三者機関(登録認証機関)の認証による認定が必要です。
その規格には厳しいものがあり、例えば、農薬、化学肥料等を3年間使用せず、堆肥で土づくりされた畑地で育てられたもの。と言う規定があります。
また農林水産省が指定した有機肥料の使用は許可されています。これらの審査を通過した商品には有機JASマークを付ける事が許可されます。
無農薬ではありませんが、日本の食品基準は厳しい為、有機JASマークをついた商品を選ぶ事は選ぶ基準になるでしょう。
■ オーガニック食品
オーガニック野菜、オーガニックシャンプー、オーガニックコスメ。。。じつはこのオーガニックと付けられている商品、特に規定はなく、企業が定めた規定に準じて付けられます。
詐欺まがいの商品は少なくなってきておりますが、有機JAS規格があるかないか、産地の確認、原材料の確認、加工した工場の確認?などなど自身の判断で見極めてくださいね。
■ 低農薬食品(野菜)
オーガニックと同じくらいみかける表記と言えばこの低農薬表示でしょう。
低農薬食品の表示も特に規定はなく、当社比で低農薬、他社比で低農薬と言う具合にかなり曖昧ですので、この変も消費者側の見極めが必要そうです。
■ 無農薬食品
最後にご紹介するのは無農薬食品。その名の通り無農薬で栽培された食物を差します。
一見一番良さそうな響きですが、これも過去数度と無く議論がかわされてきました。害虫の影響もありますので完全無農薬は危険なのでは?という意見もありますね。
個人的には見もしない土壌で育てられた無農薬野菜だったら、最近話題の室内水栽栽培、室内LED栽培製品のほうが衛生的にも良さそうな気がしちゃいます。
■ まとめ
このように、一概にオーガニックが体に良い!という構図は成り立たなそうです。
人間の体は食べた物で出来ている!と言う理屈はよく分かるのですが、どこまで線引をすれば良いのかキリがないですよね。
結論から言えば消費者判断‥といった感じになってしまいますが、食品の場合は特に、摂取する人の年齢(幼児・高齢者)も関わってきますので、状況に応じて上手く使い分けるのが良さそうです。