【医療】日焼けは火傷と認識を!海で起きた火傷のケアや対処法をご紹介

夏休みも後半を迎えた今日この頃、楽しみ過ぎて「日焼け」をしてしまった方達が病院に駆け込みます。

しっかり対策をしてレジャーに望む事が一番ですが、やってしまったものは後の祭り..そんな訳で今日はそんな日焼けのアフターケアをご紹介。

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■ 火傷の種類

【医療】日焼けは火傷と認識を!海で起きた火傷のケアや対処法をご紹介

まずはじめに日焼けの種類から少し説明を。日焼けは熱傷と行って、Ⅰ度からⅢ度にレベル分けされています。

  • Ⅰ度熱傷
  • 浅達性Ⅱ度熱傷
  • 深達性Ⅱ度熱傷
  • Ⅲ度熱傷

この内Ⅱ度熱傷を浅達性と深達性に分類します。

夏の海の日焼けなどは大抵表皮がヒリヒリと熱傷してしまうⅠ度熱傷がほとんどですが、普段日光に当たらない方が海の太陽化で長時間熟睡してしまったり、何も保護を行わず長時間日光にあたった場合などに痛みが強く水ぶくれができる「浅達性Ⅱ度熱傷」、真皮深層まで損傷が進み歩くのままならない「深達性Ⅱ度熱傷」まで熱傷してしまう事も珍しくありません。

Ⅲ度熱傷は皮膚の全層ならびに皮下組織にまでおよぶもので、主に火災や薬剤によるものが多いようです。こちらは海では稀なケースの為割愛します。

■ Ⅰ度熱傷の場合

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1度熱傷とは、表皮が赤くなりヒリヒリした痛み。対応策は「冷やす」事と「保湿」です。

冷水で冷やしたタオルを日焼けした箇所に当てたり、化粧水をこまめに繰り返し当てるとよいでしょう。

熱っぽくなり頭もクラクラする場合も多いかと思いますが、安静にしていれば数日から1~2週間程度で状態は良くなると思います。

■ 浅達性Ⅱ度熱傷の場合

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こちらは水ぶくれになって痛みがはしる状態です。火傷と言って甘く見づ医師の診断を仰ぎ適切な治療を行いましょう。

治療方法と言っても自然治癒に任せるしかないようですので、Ⅰ度熱傷の場合と同じく「冷やす」事と「保湿」を繰り返します。

~2週間程度で痛みがひくかと思いますので同じ作業をマメに繰り返しましょう。安価な化粧水でも構いませんのでたっぷり水分を損傷部に塗布し保湿を絶やさないようにする事が大切です。

■ 深達性Ⅱ度熱傷の場合

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真皮にまで損傷が発生した状態です、水ぶくれが発生し、場合によってはその後損傷した皮膚が剥がれ落ち真皮が剥き出しの状態になります。

対処法は同じく「冷やす」事と「保湿」を繰り返し事ですが、皮膚自体が発熱を繰り返しているかと思いますので、濡れタオルよりも寒くない程度の水風呂に浸かってしまったほうが(全身火傷のような状態の場合)発熱も抑える事が出来ますし、治りが早いような気がしました。ずっとお風呂に入ってる訳にもいきませんのでこの作業を1日数回〜数十回可能な限り繰り返します。

水ぶくれは無理に潰そうとせず(といってもどんどん剥がれてしまうのですが..)可能な限り残しておくことにしましょう。無理にはがすと他の病気の感染にも繋がる可能性もありますので注意してくださいね。

剥がれてしまったら表皮がない状態で僅かな洋服のスレでも体に激痛が走るため、大量の化粧水・乳液を常に塗布し、新たな皮膚が出来るのを待つしかありません。

また、途中で猛烈な痒みが発生するかと思いますが、痒くのは絶対にNGです。氷水を入れたポリ袋などを患部に当て、神経を麻痺させるイメージで痒みを抑えると良いと思います。

〜1ヶ月ほどの自然治癒期間と場合によっては移植も必要になってきますが、日焼けだと甘く見ずに必ず診察を受けてくださいね。

最後になりましたが紫外線は夏だけのものではありませんので海に入る場合に限らず数時間お気に重ね塗りをして何事も無いようにレジャーを楽しみましょう。それではまた。